順慶

王立宇宙軍 オネアミスの翼 4Kリマスター版の順慶のレビュー・感想・評価

4.4
公開当時、中学生のとき友人と映画館で見ている。もちろん監督の山賀も庵野も貞本も樋口も岡田も知らない。音楽の坂本龍一は知っていた。あと、森本レオも知っていた。
実家にパンフがあるはず。あれから35年前か。歳をとったな(しみじみ)。もう一度、映画館で見ることができるとは。

当時は、とにかく絵が細かくてすごいと思っていた。が、ストーリーにおもしろさを感じなかった。アクションも少ない。
でも、とにかくロケット打上げシーンがすごかったという印象。あと、あの世界観だ。言語も通貨もあの世界にしかない。

後にスタッフの名前を知って、改めて見たのはいつだったか。
公開当時監督は24歳だったらしい。
若いスタッフたちの意気込みが、あのロケット込められていると感じた。

ロケット発射のカウントダウンが中止される。
シロツグが叫ぶ。「ここでやめたら俺たちゃなんだ! 俺はまだやるぞ!」。
鼓舞されたのは、私だけではないはず。

シロツグは張合いのない日常から少女と出会って一変する。
シロツグの友人のセリフにある「誰かが必要としているから生きている」というようなこと、影響されて私も言ってたな。シロツグが志願して有人ロケットに乗り込む。必要とされるためには自分を変えなきゃな。
順慶

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