原作者が認めるだけあり、思い切った描写やハードボイルドな雰囲気、スプラッタシーンなど大人をターゲットとした作品で楽しめる。
ただ、制作年代を考えても動きや画質のアニメーション技術が低い。
同年に「オネアミスの翼」前年には「ラピュタ」そして翌年にはあの「アキラ」が作られている事を考えると絵の稚拙さは致命的だろう。
原作の雰囲気が昭和の香りがして、個人的には好きだ。キャラもかなり濃いと言うか昔風ではあるが、これは味の一つとして楽しめる範囲だろう。
川尻監督の初期作品としてファンは押えておきたい映画だ。