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雪之丞変化のmz5150のレビュー・感想・評価

雪之丞変化(1963年製作の映画)
3.0
BS12雷蔵目当ての鑑賞だがカメオ以上ゲストスター以下の登場回数で見る必要無かった。しかも昼太郎は無い。

長谷川一夫出演300本目の記念映画という事で大映が総力を上げて贈ってるはず。しかし年齢的に無理があるやろ雪之丞のガタイが良すぎる梅沢富美男にしか見えん。女形雪之丞の計画的な復讐を市川崑の迫力のある映像で描く。崑の特徴などは知らないが才能を感じさせる映像で舞台の延長のような印象的シーンを多々見る。暗幕の様に感じる闇や背景が壁文子が彷徨う背景の森などは非常に舞台的で印象に残る。サントラもトーキーな時代の洋画の様なのだが時代劇にしっくりしていた。結局物語的には楽しめなかったが尋常じゃない文子の色気や昼太郎に野生児勝新など大映スターはさすがの存在感船越英二だけ確認出来なかった。
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