雪之丞変化の作品情報・感想・評価

「雪之丞変化」に投稿された感想・評価

KnI

KnIの感想・評価

4.0
スタイリッシュな映像、カッティング。
オーバーに華美されているようにも思えるけど、ただただ見惚れちゃうから文句の付けようがない。ハイカラな音楽がより一層盛り上げる。

二大女優がこれまた良い。
若尾文子は、出演作品をまだ5本ぐらいしか観てないけど、これまで観た中で最も美しい。息をのむ美しさとはこのこと、眼福モノです。
キャラクター的には山本富士子演じるお初が好み。ベタベタな勝気な江戸っ子、いいねぇ!

唯一の問題としては、主役である長谷川一夫だろうか。
当たり前に流し目など所作は素晴らしいが、流石にルックス的に無理がある。
50代半ばの女型は…顎のたるみが気になっちゃいます。そうなると自ずと浪路が恋に落ちる理由が弱くなる、相当のおじ様好きかな…。闇太郎はバッチリ。


事務局オフタイム【第192回】「雪之丞変化」 https://m.youtube.com/watch?v=vVyGwCkTz0c
復讐は辛いもの。

周囲が暗くなり舞台を見ているかのような演出が面白かった。

音楽がモダンでかっこいい。
私、三上於菟吉の原作小説「雪之丞変化」(1934年)が大好きなんですよね。新聞連載小説ということもあって、次の章への引っ張り方が絶妙で、ワクワクしながら夢中で読んだもんです。だからこそ、沢山の実写映画・TVドラマ・舞台・宝塚歌劇などになってるのは知っていたけど、何となく見られずにおりました。でもこれは市川崑監督だし、豪華キャストなんで、つい手に取ったわけ。

えっと…取り敢えず雪之丞は、ハタチ前後の紅顔の美少年に演じてほしいです。長谷川一夫、当時55歳、無理がありすぎる。誰か止めてあげなよ!!闇太郎もお初ちゃんも、ソレジャナイ感がぁぁ…キャスティングの違和感でずっと乗れなかった。浪路の若尾文子と島抜け法印の勝新太郎は良かったけど…あと平馬の出番少なッ!
今の役者さんで雪之丞やるとしたら誰かなあ〜過去には女性が演るバージョンもあった(美空ひばりとか)らしいけど、それはダメ!違う!あくまで男で!美少年で!びしょうねんで!!!
scarface

scarfaceの感想・評価

4.0
超カッコいい!セット、照明、撮影、素晴らしすぎ。音楽もシャレてんなー。惚れ惚れしてしまう。山本富士子のこの役どころも好き。市川崑を追いかけようと決心させられた作品。
KR

KRの感想・評価

3.0
美。
この豪華キャスト。
脇役に雷蔵とはどれだけ大きな記念かわかる。小物役もチャーミングにこなす。悲しい復讐物語の中で、一人ユーモラスな役どころなので印象に残る。
それにしても映画出演300本とは凄い。訳が分からなくならないのだろうか。

復讐ものは、果たしたその後も心が晴れないものが多いが、雪之丞のその後が明かされないのが余計に切ない。

音楽もやけに洒落ていて良い。
またいつか観たい。


メモ
忍夜恋曲者……(しのびよるこいはくせもの)江戸時代に書かれた。源頼朝の家来、大宅太郎光圀(おおやのたろうみつくに)が主人公。将門の残党狩りをしている。相馬に来て、身分を隠した、平将門の伝説上の娘で妖術使いの滝夜叉姫(たきやしゃひめ。雪之丞の役所)に出会う。滝夜叉は色仕掛けで懐柔しようとするが、文武に優れた光圀は正体を見破り、敵対する。二人の踊りや、雪之丞がラストで演じている立ち回りが見どころ。
河原者……江戸時代の被差別民の呼称。及び、能や歌舞伎役者の別称。多くは役者が自分を謙譲して使う。
御贔屓筋の出演回数がめっちゃ少くなかった😢う~ん残念😣💦⤵


でも 文子様の綺麗な着物姿とお顔が見られたので幸せでございます✨
「長谷川一夫300本記念作品」

長崎の豪商が無実の罪を着せられて破滅。残された息子は役者となって育ちながら復讐の鬼となる。「長崎の敵を江戸で討つ」。

序盤はどうにも入り込めなかったけど、べらんめえ山本富士子とちょい役市川雷蔵は楽しい。

中村鴈治郎、若尾文子、船越英二、勝新太郎、林成年ら豪華キャスト
つぐみ

つぐみの感想・評価

3.5
大映男優祭のオープニング演目。若尾さん目当てだったんだけどやはり眼福。頬も唇も声色の柔らかさも桃みたいで本当に可愛い。

ハイカラな時代劇で当時は斬新だったんだろうと思うけど、長谷川一夫の顎のもったり感がどうしても稀代の女方には見えず…だいぶお年を召してるのは致し方ないけど…
「長谷川一夫300本記念映画」を市川崑が監督した作品。 
若尾文子出演作なので観た。 

古典舞踊から本作は始まり、そこで踊る長谷川一夫の女形(おやま)、コソ泥役も長谷川一夫が二役で演じている。 

両親の復讐劇だが、市川崑監督の趣味があちらこちらに散りばめられていた感あり。闇夜に大きく浮かび上がる月、殺陣場面での光の当て方など。 

お目当ての若尾文子は「お上の妾だが長谷川一夫に恋い焦がれる女性」を演じている。
Marrison

Marrisonの感想・評価

3.9
富士子。音楽。……それぐらいしか。

おそらく完璧な映画なんだろうけど、長谷川一夫さんが年いきすぎてる。ただその一点が(贅沢者の私的には)致命傷。富士子&文子が人生捨て去らんばかりに懸想するその対象なんであるならば、せめてあと七歳ぐらい若い時に……。
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