雪之丞変化の作品情報・感想・評価

「雪之丞変化」に投稿された感想・評価

ざか

ざかの感想・評価

3.9
画面構成の美しさと役者たちの粋な佇まいががっちりと噛み合っていてゾクゾクした。
fuo

fuoの感想・評価

4.2
非常によく練られていると感じました。復讐にかなり重みがあります。
そして何より、若尾文子がとにかく綺麗でした。
午前十時の映画祭
若尾文子さん、綺麗。
三島由紀夫先生もご覧になったとのこと。先生の映画評読んで、なるほど。
チェケ

チェケの感想・評価

4.0
スクリーンの中を芝居の舞台のように把握する市川崑のカメラワークに衝撃を受けた。長谷川一夫といえば「おのおのがた・・・」のイメージしかなかったが女形も一級。勝新の島抜け法師がかわいらしい
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.0
「雪之丞変化」
市川崑が三上於菟吉の小説を映画化し長谷川一夫300本記念作品として知られる本作は一言で表すなら壮大な復讐劇だ。当時の役者の半端無い芝居力と市川の華麗なる巧み演出には度肝抜かれる。本作を観ると邦画のレベルの高さが分かるし兎に角長谷川の女形が美しく最高の脚本に感無量。
ごろう

ごろうの感想・評価

4.5
めちゃくちゃ好きな作品。
鋭く引き締まり輝く映像。
太陽のように照る役者。
晴天の下、風に波打つ幟のショットがお気に入り。
なおみ

なおみの感想・評価

5.0
妖艶で儚げな長谷川一夫さんの演技が素晴らしい。
女優さんたちの美しさが異常です。

復讐に対する主人公の自問自答、心の葛藤、嘘、恥じらい。
人間らしさと美しさと醜さが盛りだくさんの名作戯曲だなあと思う。
哲学的であり、芸術的。

長谷川一夫は天才ですね。
もっと作品観たいです。

タッキー版の雪之丞変化も今レンタル中です(笑)
画面構成が、とにかく素晴らしい。色彩感覚もですが、スクリーンで観る事を前提した作品だと思います。
フイルムの荒い感じと今のデジタル表現ではできない、暗さ、闇の表現がものすごい作品。街灯が無い時代、日が沈んでしまえば月明かりしかない暗黒の世界。
頭ではわかっていても、光に慣れている私たちには到底想像がつかない。それがこの映画ではうまく再現されていて、いままで見た明かりが無い時代の描写で1番しっくりきた。

まるで舞台を観ているかのような照明の使い方。
セットや江戸時代の街並みなど、それほど大規模に再現していないのかもしれない。しかし、江戸のお屋敷の塀を写すだけで、そこが現代でないことはわかる。
当たり前のことだが、その”見せないこと”の塩梅がものすごい。

雪之丞を取り囲むキャラクターも個性的で面白く、明るくない画面の中で雪之丞の白粉の白さ、女たちの肌の滑らかさが際立った。

暗闇の中手繰り寄せて行く糸の表現や、キャラクターにだけ照明を当てて2人の関係性を浮き彫りにさせる手法など、CGではできない、作り手の工夫やアイデア、画作りがほんとに凝っていてセンスに溢れていた。市川作品初めて観たけど、この一本だけで巨匠と呼ばれるのも頷ける。他の作品も見てみようと思う。
記録
''江戸の敵を長崎で討つ''の諺を基に歌舞伎役者中村雪之丞が親の仇である士部三斎一味に復讐を誓う。この映画は長谷川一夫の300本記念映画として製作され、豪華絢爛な俳優陣で囲い込む。市川崑監督の光と闇をコントラストに使った映像美は見事である。
>|