ピロシキ

線は、僕を描くのピロシキのレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
4.0
主演男優のドアップから始まるファーストカットで、なんかさっそく感動してしまった。顔が綺麗すぎたから、ではない。たぶん、始まった…という感動なんだと思う。「わぁ、小泉徳宏監督最新作だ」ってなもんである。横山克のドラマティックな音楽も健在。

そして原作の内容を、僕は知らない。原作既読の方々からの辛口コメントも拝見したうえで「人物の掘り下げが不十分」という意見も納得できる。たしかに。まだ全然トイレ我慢できたから、隣でやってたインドの映画みたいに3時間にしてもいい。ちはやふるみたいに「上の句・下の句」2部作にしたっていい。「結び」を入れて3部作でもいい。なんなら劇中の「四君子」にひっかけて4部作にしてもいいぐらいだ。





その他色々書いてみたかったけど、ちょっと時間ないんで後半端折ります↓

・湖山先生がなぜ彼を誘ったのかに対しての答え合わせが終盤にあり、ここがまた泣ける。まっさらな白い紙の状態だった青年もまた、自ら大輪の花を咲かせる。彼もまた、先生の作品の一つだったのだろう

・撮影地がめちゃめちゃ地元で大感謝

・清原登場の瞬間、画面いっぱいのハレーションに鳥肌 部屋にいます。ガン決まりです

・やかましい挿入歌に関しての辛口コメントも納得、自分も激辛です セリフがほとんど耳に入らなかった最悪

・続編あるなら観る ないか、なら原作読む


素晴らしかったです。
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