だうにー

線は、僕を描くのだうにーのレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
3.7
原作が読みたくなった。


「千瑛らしい線を見つけたね」でグッときた。

あと、タイトル通りが「僕は、線を描く」ではなく「線は、僕を描く」である意味。似ているようで全く違う。
どの辺りだったかなー、ああ、そういうことか…と。水に絵の具をちょんと垂らしたのがゆっくり混ざっていくような感じ。タイトルと作品が自分の中で見事に綺麗に混ざっていった瞬間があった。



ただ…挿入歌とエンディングでちょっとガクッとしてしまった。アーティスト自体は好きなんだけど、単純に作品と楽曲がマッチしてない感じがして…。モヤモヤした。音楽が流れた瞬間にこの作品自体がポップでキャッチーな物になってしまっていたというか…もうちょっと繊細な音楽がよかったなあと…。自分の温度感と合わなかった。
そして映画と音楽はこんなにも密接に関係しているものなんだ、良くも悪くも印象をガラリと変えてしまうものなんだな、ということも改めて実感。惜しいな…
だうにー

だうにー