このレビューはネタバレを含みます
今作の描写の中で印象深かったのは、感染拡大した飛行機をどう受け入れるかだ。今作ではウイルスは”厄介なもの”として描かれている。韓国の仁川空港を出発し、様々な空港に着陸を試みるも拒否されてしまう。まるで動く時限爆弾のように。
今作は日本に住んでいる人間として、少しは心当たりがあるはずだ。2020年1月に出港し、クラスターが発生したダイヤモンド・プリンセス号と状況が似ている。
その時分、私は他人事として「うわー大変だなぁ」とニュースを右から左へ流し、「自分たちでなんとかして、こっちの世界には持ち込むんじゃねぇよ」と思っていた。どうしたって、結局は国内に入ってきていたのに。
そのときの自分が、今作描かれる市民と重なって仕方がない。
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https://note.com/akira_954/n/n6b57fb490105