ソウル発ハワイ行きの飛行機内でバイオテロが実行されて、機内にウイルスが拡散してしまう。容疑者も死亡し、絶望的な空気が流れる中、事態の打開を目指す人々の姿を描いたパニックサスペンス。
コロナ禍にも通じるストーリーに、主演はソン・ガンホとイ・ビョンホンにチョン・ドヨン。今年の1月に話題にもなっていて気になっていた作品でした。
全体的な流れはまさにパニックものの王道。異常者が機内にウイルスのカプセルを上手いこと持ち込む。拡散しパニック発生。皆が苦しむ中地上でも機内でも何とかしようと頑張る。降りるの？降りないの？どっちなんだい！的な話。
ソン・ガンホが地上での刑事で犯人と直接対峙してる訳でもないのに全身ズタボロになりながら奔走。イ・ビョンホンは偶然トラブルの飛行機に乗り合わせて操縦する羽目になった元パイロット。チョン・ドヨンは事件解決のために全力を尽くす大臣。三者三様で一連の事件を展開。
飛行機の急降下や強制着陸しようとしたり、着陸拒まれて威嚇射撃食らったり、燃料切れそうになったり、ワクチンは効かないんじゃないかという疑念も生まれたり、着陸を許すなというデモまでされるしで、ありとあらゆるトラブルが波状攻撃のように襲いかかってきます。
ってか成田に強制着陸しようとして攻撃を受けるシーンはちょっとやり過ぎ。自衛隊があんな好戦的な訳が無いし、あそこは違和感がかなりありました。笑
もちろんご都合主義的な事も多々ありますが、それはもう想定内。2時間半近くの長い時間でしたが、最後まで飽きずに楽しめました。
