《実は、辞めると言いに来た》
〝何なんだ。酔っているのか?〟〝疲れているだけだ〟〝アレックス、この仕事は、お前に頼みたいんだ。引退のことは忘れろ。俺たちに引退はない〟〝報酬が多すぎる〟〝二人分だ〟
毎度おなじみ、リーアム・ニーソン兄貴の骨太のタイムリミットアクション。〝アンノウン〟では、記憶喪失の殺し屋だったが、今回は、アルツハイマー型認知症を患っている殺し屋という設定で、〝あれっどこに置いたっけ〟〝今何してたっけ〟ってことが多いため、忘れないように大事なことは腕に書いておかなきゃねって感じだけど…。自分の偽名や犯人の名前とかシークレットにしておくべき情報まで書いちゃうから危ないったらありゃしない。
ジェイソン・ステイサム兄貴のように譲れないマイルールというか、殺し屋であっても人として最低限守らなきゃっていう一線がリーアム・ニーソン兄貴にもあって、受けた依頼をごねちゃったから大変。命を狙われる羽目に…。そして明らかになっていく犯罪の実態と黒幕の正体。
アルツハイマー型認知症だから、肝心な時に思い出せないしヘマをやっちゃうのは、仕方がないけど、それが殺し屋だと命取りになりかねない訳で…。アクションの切れは相変わらずだけど、アルツハイマー型認知症っていう設定のせいでお爺ちゃん感マシマシだから観ているこっちが心配してドキドキしてしまうし、他人事ではない病気なので切なくなってしまう映画だね。
視聴メモ:2024.08.09/109/Abematv