【2022年アカデミー賞短編実写映画賞 ノミネート】

中年男性がふと立ち寄ったバーのカラオケで妻のために自分の歌を録音しようとするお話。なぜ彼がカラオケにこだわるのか、妻に何を届けたいのか。その答えを知った時、人生の尊さに涙する。

• #どど丼賞レースマラソン2022

【第94回アカデミー賞　短編実写映画賞ノミネート】
デンマークの短編。監督はテレビなどで活躍してきた人物で、『This Charming Man』（2002）で同部門を受賞して以来二度目のノミネートとなった。

ある男がバーに入ると閉める寸前。カラオケをやりたいと懇願し、店の女性に動画を撮ってもらう。

終盤なぜカラオケにそんなにもこだわるのかが明らかになる。

表現がステキだった。「妻はこの曲を聞くと飛んでいけそうと言っていたんだ」と中盤言う。そしてあるオチがついて、窓を開けて「ほら、これで君の魂は飛んでいけるね」と言う。粋だなあ。

実際には聞こえていなくても、ミラクルが起こらなくても魂に聞かせようとする男の哀しい想いに苦しくなる。映画としてのクオリティはそこまでではあるが、とにかく男の発する言葉がステキだった。

• #第94回アカデミー賞

-Short Film
2022 Oscar Nominated Short Film (Live Action Short)
＠Landmark's Nuart Theatre

Barで、妻のために今どうしても歌わせてほしいと乞う男性の話。
karaokeが出てくると妙に親近感がわいてしまうのは日本人だからかな。
なぜ今じゃなきゃだめなのか、なぜこんなにも歌いたいのかと序盤疑問になったが、ラストの展開で彼の言動と行動が意味を持ってきた。
ラストの素敵で詩的な映像表現が心に残る。
ウイスキーを注ぐ音が耳に心地よい。

-Synopsis- (from shorts. TV)
Henrik wants to sing a song for his wife. It has to be today, it has to be now. It’s a question of life, death and karaoke.
2022-29