のぼせギュウマン

“それ”がいる森ののぼせギュウマンのレビュー・感想・評価

“それ”がいる森(2022年製作の映画)
2.8
ホラーフィクション版「突破ファイル」と呼んでもいい一作。
全年齢対象で、「コメディ映画」と噂されているから、安心して観れる。と思ったら、甘く見ていた。

本作は、実際に、新聞にも載った「それ」の目撃記事を参考に作られた映画。
貞子と違い、「それ」は、殺人をする。生首死体や胴体を刺さられ、貫かれてしまうシーン、子供がやられるシーンなど、なかなか、PG12だと思ってしまうほど、身の毛がよだつ場面が出てくる。

「それ」の正体は、頭の回転が早い人なら、最初の犠牲が出るオープニングで、すぐ分かる。
ストーリー面は、相葉くんの息子がワガママ過ぎて、イライラした。奥さんも人任せ癖があって、調子良いやつだったし。ただ、村で、「それ」の犠牲が出てからは、「信じる信じない」だの、「それ」に立ち向かう相葉くんなど、群像劇やジョジョのようなサスペンスらしい部分もあって、面白かった。

けど、「それ」の正体が分かると、観終わったら、おなかいっぱいな気持ちになる。もう一度観たいとは思えない。