のぼせギュウマン

ドラえもん のび太と夢幻三剣士ののぼせギュウマンのレビュー・感想・評価

4.3
普通に飽きて、「王道アニメの黒歴史を観たい」という欲求に駆られ、この映画を観た。

端的に言うと、ドラえもんたちがファンタジーゲームに入り込むというような話だった。
大まかなあらすじは、現実世界の異変を治すため、夢の世界を冒険するというもの。
世界観は、ファミコン版のゼルダの伝説に近い。流血や魑魅魍魎といえるほどじゃないけど、敵キャラは、恐ろしかった。ドラえもんたちが容赦ないやられ方もするし、あれは、子供が夜観たら、トラウマになるかも(笑)。
けど、「一度、死んでも、蘇られる」といった、夢の世界ならではの設定やアイテムも出てくるので、楽しい気持ちで観られた。

黒歴史のように扱われているけど、たしかに、ドラえもん映画にしては、違和感ある一作だった。
「ラストが怖い」と言われているが、私的には、いつも、テレビでやってるドラえもんのようなオチだと思って、笑ってしまった。むしろ、「一件落着してないじゃん!」って、ツッコミたくなる(笑)。