予告でミステリー的なものを期待していたので、かなりコレジャナイ感があり(笑)なかなかレビュー書けませんでした。
でも、懸命に生きた女性の人生を描いた物語としてはとても良かった。
チェイスはもう最初からクソ野郎なオーラが全身から出てたので(汚い言葉で失礼w)カイラがあんな奴と関わるなんて…孤独よりはいいという言葉に、本当の孤独の辛さがそこに見えた気がしました。
1人で居ることと、孤独なことは違う。
大勢知り合いがいることよりも、カイラのように、ほんの数人でも自分を本気で心配し見守ってくれる人がいることは、とても大切。
雑貨店の夫婦、テイト、そして年老いてもう引退するつもりだった弁護士も、きっと幼い頃のカイラを覚えていたのだと思う。
湿地帯って、沼地のようなイメージを持ってたので、あんなに美しくて、命を感じる場所だとは思いもしませんでした。
ほんとに景色が美しい✨
美しいといえばカイラの描く絵がどれも素敵で、あの本欲しい!って思いながら見てました。
彼女に「出版」という道を教えたテイトは、本当にお手柄だった。
お金をくれるより、おい金の稼ぎ方を教えてもらう方が、人生においては遥かに尊い。
幼い頃、道に迷ったカイラを家まで送ったテイトが、今度は人生の道を教えるのが、なんだか感慨深かった。
テイトに批判の声もありますがw彼の気持ちも分かるので、責める気にはなれなかったな。あの若さで、自分の将来や可能性を全て捨てて、湿地から動かないカイラだけを選ぶなんて、できるわけが無い。
まあ、手紙くらいは書けよって思ったけどw
とりあえずミステリーじゃなくて、1人の女性の人生を観に行くと思って行けば、満足度は高いと思います。
あ、でも最後のあそこで一瞬「これかミステリー!」ってなりましたw