ザリガニの鳴くところのとみきちのネタバレレビュー・内容・結末

え、ザリガニって鳴くの⁉︎

ミステリーというよりは、孤独な女性の一代記。
裁判シーンもあるにはあるが、殆どが主人公の回想シーンで占められてる。
一応ミステリーとしてのカタルシスも用意されてはいるのでそこは安心して？楽しめる。

マイノリティへの配慮なのか、この映画で唯一の良心である黒人夫婦については時代背景を考えたら白人同士が喧嘩してて、間に入って止めようものなら巻き添え食らって殴られるか暴言吐かれそうなものだけどそういうことはなかった。
地元の名士の息子に逆らうのはメチャクチャ危険な気がするのに。
孤独な少女を助けようと純粋な気持ちになった本当にいい人達なのか、同じく迫害されてる立場としての同情なのか、その辺りの表現があっても良いのかなぁなんて思ったり。

ウルトラC級の爆速殺人技をキメた事になる主人公の人間離れした行動力と胆力は凄い。
ぜひ金田一外伝よろしくその裏側を見たかった。

どちらにしても過剰なCMであり、悪い作品では決してないものの、そこまで持ち上げる作品でもないと感じた。