♯75 本編にザリガニは登場しません。
本屋大賞(2021年)のミステリー作品
舞台は60年代のノースカロライナの湿地帯。
主人公はDV親父に耐えかねて母親、兄弟は去っていき最後には一人になってしまった少女カイヤが主人公。カイヤは学校にも行かず
黒人夫妻の営む食料雑貨店の支援を受けながら動植物を観察して暮らしていた。
ある日この湿地帯で町の青年が不審死を遂げ、カイヤが容疑者となってしまう、彼女の無実を証明するため国選弁護人と元カレは奔走するが…。
◆良い点/注目ポイント
・親ガチャに恵まれず奇跡的に自然と共生したカイヤの全てを見通すような目つきが印象的です。
・不審死を遂げたイケメン青年、死亡フラグが立ちすぎて笑えます。
◆改善点
・無し。
◆総括
・さすが小説
結末に唖然とさせられます。
ジャンルは違いますが、
『エスター』を初めて見たときのような
衝撃を受けました。
-2023年75本目-