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ザリガニの鳴くところのmajimakiraのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.7
原作の強い衝撃冷めやらぬ中鑑賞。

必ずしも見慣れているわけではない湿地帯の自然の営み、その視界や音など、勝手にイメージしていたものに寄り添ってくれるような壮大な世界観と、特にクライマックスで、原作ともまた一味違う印象深い言葉と自然の摂理をもって描き出される背景、感情の姿にとても感動した。

孤独を受け入れること、受け入れざるを得なかったことと、その孤独の安寧すら脅かされるほどの気持ちで生きることは、確かにまるで別物であり、生きとし生けるものすべてが、そこから活路を見い出さねばならないのだ。

プロデューサーにリース・ウィザースプーン、主題歌にテイラー・スフィフトなど、原作に思い入れのある著名人が製作陣に名を連ねることも嬉しかった。
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