Airi

ザリガニの鳴くところのAiriのネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1ページ1ページ本を捲るような
湿地の奥へと静かに進んでいくような映画
私はかなりこの映画のテンションが好きだった

殺人容疑をかけられたカイアの法廷を主軸に彼女の生い立ちを辿ったストーリー
彼女が育った湿地はとても美しく彼女の視点を通した世界は人間たちが住む街よりも優しかった

現実でもニュースに流れてくる事件を見ていて「この犯人は碌でもない」と思ってもそこにはバックグラウンドがあるわけで…それを知らずに裁く事など到底できないのだなと思う
って残りの12分までは思ってましたよねー
裁判の結果が出てから後日談の描き方が美しくて素敵だと思いつつ…結果犯人は…?
最後の最後の語りが全てでしたね

エンディングにテイラーを起用したのは二重の意味で適役!自分を生きている女性像とフォークを歌ってきた彼女はまさにでした

余談…幼少期のカイアを演じたジョジョ・レジーナ演技力がすごい!
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