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ナショナル・シアター・ライブ 2022 ストレイト・ライン・クレイジーのharamouthのレビュー・感想・評価

3.3
舞台の上の一味違うレイフファインズを堪能しようの巻。
英国ナショナルシアターで上演された舞台作品を、映画館で見せてくれるのありがたい〜。

1920年代〜50年代、NYの都市計画を独断的に進めたロバート・モーゼスの伝記を下敷きに書き下ろされた脚本だという。
失礼ながら物語には特になんの魅力も感じられなかったけれど、主人公の暴君的で意思を曲げない頑固さを、台詞回しで表現するレイフファインズの演技力には惚れ惚れ。
やっぱりこのおじさん、顔が良すぎるから こういう嫌なやつでドボドボ喋る役がぴったりだよなぁ。。

物語は20年代と50年代の前後編で構成されており、幕間の休憩がビール飲みには嬉しい限り…(お代わりした)。
それにしても後半戦、超絶扱いにくい偏屈おっさんになった主人公のキャラ立ちがエグくて、
あれ、レイフファインズ様、前半ちょっと手抜いてた…?て疑いたくなるほどであった。


英語の現代劇を観るのは初めての経験。
言葉の粒が立ってる感じでセリフが聞き取りやすく、映画とはまた違う演技メソッドがあるのだなぁと素人目線でふむふむと。
大好きな俳優さんたちの舞台での活躍にも興味が湧いてきた… またこういう企画があったら行きたいな〜とワクワクする〜。
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