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アフター・ウェディングのharamouthのレビュー・感想・評価

アフター・ウェディング(2006年製作の映画)
3.2
子供に懐かれるタイプの珍しいマッツミケルセン。

インドで孤児院を営むヤコブ(マッツ)だが、資金難で施設は存亡の危機。そこへ彼の母国デンマークの大企業経営者ヨルゲンから寄付の申し出が舞い込む。
寄付に釣られるようにヨルゲンと顔合わせし、彼の娘の結婚式にまで参加させられたヤコブに突きつけられる真実。その陰にはさらに思惑が…。

『マッツミケルセン』『アフターウエディング』の2語を結び付けて、花嫁を寝取るマッツしか浮かばないのは私だけではないはず…。
だけど全然違った、わりと入り組んだ家族愛の物語である。マトリョーシカ的に新事実が明かされるストーリーには飽きる暇がないし。
美しく見えるエンディングは、考えすぎると「え…ちょっとみんな聞き分けよすぎでは…?」て不安になるので、観客も白痴に聞き分けよく物語をそのまま嚥下してしまうが吉。

昔はちょっとワルやってましたみたいな空気ただよう爆イケおじ(おじってほどでもない、40そこそこのマッツ)が、「ぼくが本当のおとうさんだよ…」って現れたら誰だってぽっとなっちゃうよなぁと思う。
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