IRIS

ロストケアのIRISのネタバレレビュー・内容・結末

ロストケア(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

殺したのではなく救ったのだーーー

訪問介護サービスを受けている老人が自宅で亡くなっているのが発見され介護サービスの介護士が容疑者として浮かび上がる。

松山ケンイチと柄本明の親子の暮らしが辛かった。あと何をどうすれば?あの時捕まることは覚悟していたのだろうけど捕まらなかった。「人にしてもらいたいと思うことを人にもしなさい亅という聖書の教えをそのまま実行した。
救われた人がいたのかもしれないけど絶望した人もいたのかもしれない。

斯波の殺人と国の行う死刑、大友の父親の死。人が行う死の違い… すべて違う気がする。同じではないと思う。

鏡に何人も映る大友、最後に斯波に面会に行ったときガラスに映る大友。自分に言い聞かせているような描写でした。

老人役の柄本明、藤田弓子、綾戸智絵のパワーが凄かった。
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