ロストケアのさみこのネタバレレビュー・内容・結末

2024年153本目
高齢化社会の問題である介護
家族の絆が深いほどお互いに傷を抉って心身ともに疲弊してしまう。
42人も老人を殺してしまった犯人もその経験があるというのも辛い。父親を介護するうちに疲れてしまい毒殺してしまう。手紙には今までの介護を労う言葉とお前の父親でよかったと書かれてあり、殺されるのを願っているように思えた。
そんな犯人を追い詰める検事は、認知症の母親を老人ホームに預けており安全圏にいる。
他人の家族の命をあなたが握るなと犯人を問い詰めるけど、当の本人は介護をしていないので介護の苦労を知らないから口論に。
被害者の遺族は救われたという方や命を返してと責める声の両方があってなかなか難しい問題だと感じた。
まあ、お互いの言い分がわかるけど殺しは良くないよね。