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ブエノスアイレス 4Kレストア版のyoのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人生こんなだったらつらすぎて生きていくのかなり無理だなとおもいながら、とにかく感情がすれちがいつづけてしまう不器用な2人の様子を見守るしかない…。アルゼンチンタンゴの深く哀しく情熱的な音色が、このドラマティックさをさらに際立たせる。そんななか出てくるチャンは希望で、本当にありがたい。最後も、彼のおかげで「会いたいとおもえば会える」と前を向いて生きていく力をもらえるわけだし(当の本人はまったく意図していないのに笑)。
カセットを握って泣くシーンが素晴らしいけど、このシーンの余韻に浸る間も与えないのがまたこの映画だからこそという感じがあって良かった。
チャン、見たことある気がするとおもったら、牯嶺街の少年だった人だった。
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