1979年、独裁者と言われた韓国大統領朴正煕が暗殺され、民主化への期待が高まる中、同年12月12日に軍事クーデターが決行されるのだが…
実話をモチーフにした本作は、国家転覆を謀る反乱軍と国家を守る鎮圧軍との9時間にも及ぶ緊迫感のある攻防戦が描かれ、目まぐるしい情報戦と激しい銃撃戦の没入感が物凄く、"成功は革命、失敗は反逆"の紙一重の状況下で暴走する反乱軍と圧倒的不利な状況下でも立ち向かう高潔な軍人の対峙がとても面白い。
互いの正義と信念がぶつかり合うファン・ジョンミンとチョン・ウソンの圧倒的な存在感と熱演が素晴らしく、国家を丸呑みしてしまう権力の恐ろしさと愚かさを痛感…
突如姿を暗ます国防長官と自己保身に走る陸軍参謀次長の無能っぷりは見もの…
