BFIフレア映画祭にて。
夫との生活に疲れアートの仕事の幅を広げるために離婚したアンバーが予期せぬ出会いから新たなセクシャリティと恋愛に目覚めていく話。
本当の自分を見つける話だが、アンバーの場合娘がいる、親は古い考えの持ち主、芽生えたばかりのセクシャリティに恥じらいもある。
ということで、ありがちな話ではあるがそこそこの困難があってアンバーとローガンの行く末が気になる。
別れた夫の思いもわかるし。
アンバーの両親の心情の変化も良かった。古い価値観が染み付いているため戸惑いは隠せず混乱もして完全に理解しているわけではないが、自分達の娘を尊重しようという気持ち。
もし自分の子供がと考えた時、わりとリアリティある描き方だったんじゃないかと思う。
LGBTQ映画祭での上映作品ではあるが、普遍的な個の尊重の物語。
小ぶりながらハートウォーミングな映画だった。