もう出尽くしたと思っていたタイムリープもの。
しかしまた新たな今度は“そう来たか”だった。
『MANDYS』は1週間、『ハッピー・デス・デイ』は1日を繰り返すが、本作は2分間。
2分間のタイムリープは同じヨーロッパ企画制作の『ドロステのはてで僕ら』と同じでいて、細かいところが全く違う。
まず、京都の貴船ふじやという旅館のロケーションが素晴らしい。
2分間長回しで旅館の中を駆け回る。その繰り返し繰り返し🌀
同じ2分間でも晴れたり雪が降ったりは御愛嬌かな。
登場人物たちが、時間を繰り返していることをすぐに理解して順応していくのが面白い。時間が戻っても人の意識は続いているので、少しずつ学習して原因を探求していく。
どうせまた時間が戻るなら、私は少しゆっくり休もう派。
試しに〇〇してみようは万が一、時間が普通に流れ出したら怖すぎる。
でも2分間で何度も何度も同じスタート地点に立たされたら、やっぱり気がおかしくなりそうだ。
でももしもを考えるのは映画の醍醐味。タイムリープはその最たるもの。
また新たな2分間の“そう来たか”に期待してしまう。
