Matthew

リバー、流れないでよのMatthewのレビュー・感想・評価

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)
3.8
貴船でタイムループするぜ、な話

2024年初映画。年末から結婚引っ越し等でずっとバタバタしてたので漸くひと息。今年はゆっくり映画観る余裕が欲しいので、1週間に1本を抱負にしたいと思います。

森見登美彦作品と親和性の高い上田誠脚本+京都が舞台ということで去年からずっと観ようと思っていました。話は超シンプルで、貴船の旅館で記憶が引き継がれたまま2分間永遠ループする話。勝手にサマータイムマシンブルースみたいに伏線ゴリゴリ入れてくる感じかと思ったら、ぬるっと人々の関係が変わっていくハートウォーミングな展開。感情が揺さぶられるとかはないけれど、90分という短い時間のお陰でダラダラ観るにはとても良かったです。

舞台も小旅館と貴船神社だけだったので、バタバタする人々と貴船の安寧のギャップが凄く、まさに「世間は色々あるけれど、貴船は平和」でした。だんだん皆慣れてきて、捨てターンとか初期位置とか実際ありえそうな下らないやりとりが面白かったです。最後のお土産のくだりが一番わらいました、ただオチが若干弱かったのはご愛嬌。サマータイムマシンブルースも同じくタイムループもので、陽キャなリバー、流されないでよなので是非

大学生の時は実質こんな感じで日々ループして、ループしている中でも取るに足らない日々違うやりとりしてたなぁ。京都の作品は郷愁に殺されそうになるのでそろそろ離脱します
Matthew

Matthew