すごい緊張感の持続。
雨期水没してしまう洞窟にサッカーの練習の後に探検しに行った少年とコーチ、
しかし雨足の速く水量の多い雨が降り出し閉じ込められてしまう。
雨期の少し前だった。
タイで実際にあった遭難事故の救出を描いた映画。
ケイブダイバーにヴィゴモーテンセン、コリンファレル、ジョエルエドガートン他とキャストも見事だし、タイのネイビーシールズや村人、関係者のキャストたちも素晴らしかった。
行方不明になってからポンプで排水したりするのだが、いつ止むかわからない強い雨でキリがないと気づいた水道技師が山に入り浸水坑を塞ぎ始める。
第一段階は、生存の確認とルート。
しかし洞窟内は浸水して流れもあり、細かったり狭かったり、曲がっていたり。極めて険しい。潜水救助隊員でも視界ゼロの中何時間ものケイブダイビングは消耗が激しい。その中で装備してるエアーを管理しながら潜るので並大抵ではない。
第二段階は救出作戦開始なのだが、ここからがすごいのでぜひ本編をみてください。
山の上から孔を塞ぐ作業も同期展開します。
遭難から最初の発見まで約10日間、真っ暗で飲まず食わず、酸素濃度も減る中で、少年たちと青年のコーチは狼狽えず、お祈りしたり瞑想したりして静かに待っていたのが印象的だった。
タイの信仰の深さや助け合う精神が素晴らしくて。
見つかった時コーチが「本当にすいません、、」と救助隊にいうと少年たちは口々にコーチ大好き！ありがとう！っていうのには感動した。コーチも辛かったろうに。
泣いちゃう子がいたら、「不安は心が作り出してるんだよ」ってコーチが瞑想を誘導してうろたえずに一丸となってた。
