アガサ

哭悲/The Sadnessのアガサのネタバレレビュー・内容・結末

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

屋上に佇む内田裕也然としたばあさんに、ウルトラ下品な町内放送じいさん、植木バサミを持ったバジルおじさんとの格闘や地下鉄のセクハラおやじなど、前半繰り出される良キャラ・良エピソードに高まる期待。
しかし、二手に分かれた主人公カップルの「再会できるかどうか」というサスペンス部分があまりうまく行ってない為、ドラマとしての盛り上がりが欠けた印象に。
最初こそ新鮮だった「性的な凶暴性」も、あまりに直接的すぎるものばかりで途中からうんざりしてしまった。
眼窩を凌辱するくだりも、おっさんの顔と悲鳴だけでわかるのに、そのあとセリフでも語らせるのとかね…… くどいよ…
(これはわたしの好みの問題なので、好きな人は好きなんだと思いますよ)
血が出る映画はすきなんですけど、血が出りゃあいいってもんでもないんだよなあ。


殴られたりスマホ盗られたり寄ってたかってミンチにされたりする警備員さんがひたすらかわいそう。
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