題名から勝手に灯台守の話か何かと勘違いしていたが、沖縄戦と最後の県知事島田叡の物語であった。本土の捨て駒とされた沖縄戦について知りたい人は観ても良いが、島田知事についてであればドキュメンタリー映画『いきろ』のほうが良くできている。
「国のため」と皆言うが、国という概念が何を指すのかは人によって異なる。少なくとも先の戦争の遂行者たちにとって国民は含まれていなかった。何を守るのか、戦争の目的が何なのかをはっきりさせられないうちは戦争などやってはだめだ。女はレイプされ…なんてわかり易いデマに踊らされるのはただの馬鹿。