くぅー

告白、あるいは完璧な弁護のくぅーのレビュー・感想・評価

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)
3.9
“救いに苦しみはつきものです。”

»不倫相手がホテルの部屋の密室状態の中で殺され、怪我をしたIT会社社長の男が容疑者となり、潔白を証明させるべく100%無罪を勝ち取る敏腕女性弁護士を雇い、当日の行動を説明するが実は別のある事故も絡んでいた。

はい、淡々とした語りと再現シーンがメインで派手さはないですが、久しぶりに緊張感ある演技合戦を楽しみましたね…これも良く練られた脚本でって、スペイン作品がオリジナルなんですね。

うん、とある本筋が語られて、実はで弁護士が攻める頭脳戦があり、さらに実はの仕掛けがあって、ラストは韓国なりの捻りを加えたらしく、ニヤリとはしました。

そう、あの弁護士に関しては、いくら何でもと思ったりもしましたが…ずーっとクールに張り詰め続けさせた巧みさを買います。

にしても、これも邦画リメイク見てみたくなりましたね…安っぽくしないパターンで。

なお、キャストでは、ソ・ジソブ…不敵な熱演は流石です。
キム・ユンジン…ベテランらしい堂々たる演技を披露。
ナナ…サスペンスにしっくりハマる好演。
さらには、チェ・グァンイルらのサポートも良き。
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