“お前への土産を頼んでおいた。バットマンマスクだ。”
»イラン国境近くを車で旅する4人家族と1匹の犬…何も知らない幼い次男ははしゃいでいるが、この旅にはある目的があった。
はい、このタイトルが気になり、イラン作品ってのもあって見てみましたが…まんまこのタイトルになるので、悪しからず。
そう、イランの情勢が根底にあるのは確かで、英題からも様々な設定からも恐らくは密かな“旅立ち”なんでしょうが、変にユルいロード・ムービーながらも、兄と母親からはいろいろと感じ取れて。
うん、バットマンもそうだし、『2001年宇宙の旅』もだし、時々流れる歌謡曲からも自由って言葉がちらつくんですよね。
にしても、ラストは元愛犬家からするとちょっとね…思い出さざるを得なくなりました。
なお、キャストでは、子役のアミン・シミアル…いい仕事してます。
兄役のモハマド・ハッサン・マージュニ に、お疲れ様でしたの父親役のパンテア・パナヒハ …そして、母親役のラヤン・サルラクが良きでした。