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ショーイング・アップのmasatのレビュー・感想・評価

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)
2.6
アメリカ・インディペンデント作家の至宝、と称されるライカート作品、初体験。

おそらく芸術家らしい人々の怠惰な生活。
抗うことも闘うこともない彼らの“葛藤”が焦点なのだろう。その中心には、太々しくなったミッシェル・ウィリアムズが居て、彫刻家であり、目的がある様でなく、いや、目的は“彫刻”なのだろうが、そんな彼女の日常、彼女の“理想通りに行かない彫刻と生活に、”偏屈な家族と鳩が絡んでくる。しかし、発見や躍動は何もなく、若干ラストの個展で波は立つが、のんべんだらりと終わっていく。そこが良い、と思えるかどうか?だろう。流石、儲かっているA24の“芸術家”への投資作。
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