新年1本目にこちら。
ケリー・ライカートってなんかいいよな。
最初はちょっとだるいけれど、
だんだん沁みてくる。
今回は現代アート作家リジーの話。
個展があるのに、いろいろと落ち着かない。
家主で、アーティストの仲間のジョーは壊れた給湯器を直してくれない。
しかもジョーは作品が評価されてるし、
自由で天真爛漫。
シャワーも浴びることができず、
イライラする日々。
飼い猫のリッキーは家の中で鳩を傷つけていた。その鳩を外に置くリジー。
翌日、家主のジョーが鳩を拾って手当てしていた。その鳩をなぜかリジーが世話することになる。
なんか純文学のような感じでもあった。
傷ついた鳩は自分のよう。
最後は全てから解放されたのかな。
縛り付けて、弱いものと思っていたのは自分自身だったのかもしれない。
新年1本目にいい作品だった。
ミシェル・ウィリアムズの重心低めの動き方がなんかリジーにぴったり。さすが。