みーすけ

EO イーオーのみーすけのレビュー・感想・評価

EO イーオー(2022年製作の映画)
3.8
ポーランドのサーカスで大好きなご主人と芸をしながら暮らしていたロバのEO(イーオー)。
ある日保護団体の介入でサーカスから引き離され流浪の旅に出ることに…。
ハードル上げすぎてたかも。ロバが可愛い映画だなぁという身も蓋もない感想。
哲学的なメッセージとかありそうなんだけど、それより寓話的に感じたというか。
自然描写が鮮烈。流れる川の水音、風に揺れる木や草や梢の音、そして人間の喧騒と車のエンジン音。馬や犬や狼や他の動物もロバ目線で見ると何か新鮮に感じる。
鮮やかな色彩。特に赤と黒が鮮烈。
絶えずカメラがロバ目線で物語を撮すので、鑑賞者は彼の瞳の奥に勝手に憂い、怒り、喜びをくみ取る。でもEOが深淵に思考してるかは…謎。
人間の勝手な思い込みかな。
EOは人間が自分を可愛がったり苛めたりする事に反応はするけど人間に対して感情とか興味とかあまり無いかもしれない。
(でもカサンドラとお別れしたのは本当に悲しかったよね)
カサンドラ以外の人間もEOに対して家畜やペット以上の興味が無いから酷い扱いしたりするし。あれ観るのホントしんどい。
動物に酷いことする奴は許せない。でも人は肉たびないと生きていけないのな。
等々深くおう悩してしまった。
ペット飼ってる人は お家に帰って思い切り愛でてあげてね。わたしはペットいないから、ぬいちゃんをいいこいいこするのだ。
と、頭悪い感想しか書けないから人様の感想が読みたい。
あとユペ様の登場唐突すぎてちょと唖然とした。

ところで『ゴッドファーザー 3』で 殺し屋親子の息子がロバの泣き真似するんだけど、それとEOの鳴き方が同じでビックリした。あいつのモノマネ凄かったんだ。
みーすけ

みーすけ