みーすけ

ネクスト・ゴール・ウィンズのみーすけのレビュー・感想・評価

3.8
ワールドカップ予選史上最弱の米領サモアチームに赴任されたスパルタコーチと、チームメンバーとの交流。タイカ・ワイティティのいい感じに肩の力が抜けた実話もの。
ここ数年役者業を休み、カーレースばかりしていた我が愛すべき推し役者 マイケル・ファスベンダー。
ゲーム経験者でも内容が分からない(らしい)予告みたいな大失敗作『アサシン・クリード』で心が折れたのだろう(知らんけど)。
アリシア・ヴィキャンデルと結婚し、子供も生まれ、色々満足したのかやっと演技の世界に帰ってきてくれた。
過去のフィルモグラフィー、ハンストで骨川筋衛門になり、裸にひん剥かれ真っ裸でおしっこ、メンタル病み闇、必ず泣かされるファス。
しかし素顔のファス田ベン蔵くんは陽気なアイリッシュマンなのだ。
フィンチャーの『ザ・キラー』でやることなすこと空回り、頑張るほど残念で笑っちゃった殺し屋役のファスを観て、分かってるぅ~となったが、ワイティティ監督も彼のコメディ要素をちゃんとわかって演出してるね。(なにさま)
でもちゃんとうるっとするシーンも抑えていてやるなワイティティ。
恐らくファスは本作が演技復帰第一作のはず。
あんまりごりごりに役作りせずとも演技の世界に戻りやすいので選んだのかな…などと思っていたら、エンドクレジットで実物のコーチ・トーマスが映され、本人とファスがそっっくりで、超役作りしてましたね!どこまでも手を抜かないさすがの演技派だね!…と感嘆。
おかえりファス!
ワイティティ監督がちょいと出るけど邪魔にならないし、チームと鬼コーチの心温まるニコニコできる なんかとてもいい映画だった。ぜひぜひ観て~。
みーすけ

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