さくぞー

別れる決心のさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

別れる決心(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「禁断の恋」新時代。138分と長いのを知っていたが体感4時間。つまらんかったわけではなく、「終わりそう」と思ってから終わらないのが2回くらいあったから。
余韻が強くてあんまり書く意欲が起きない。

カメラワークや映像表現・演出がオリジナリティ満載。全く新しいというより、既存の表現を新解釈しているような感じ。かなり多用されるので、面白かったが分かりにくさもあった。

また、近年の全創作ストーリーにおける「スマホあるやん」を生かした作りなのも凄かった。普通なら相手の母国語を練習して距離を縮めるのに、翻訳アプリで距離が縮まる斬新な表現。
「身体がまっすぐなのが好き」みたいにセリフにも忘れがたい特徴的なものが多く、韓国では流行ったらしく納得。

吹き替えだったからか理解力が足りなかったからか、「崩壊」が「愛してる」に似てるというのを鑑賞後のレビューで知って☆0.1上げた。めちゃくちゃ良いやん。
そしてこれまでの同監督作品と比べて全くエロがない。一応ヘジュン夫妻のセックスシーンはあるけど、全年齢レベル。ソレとは最終盤に満を辞してキスをするのみ。それが良かった。勝手に韓国ものに持ってる甘ったるい恋愛イメージではなくプラトニックで本当に互いを必要としている愛だった。

ヘジュンの妻が疑いだすシーンが急過ぎて怖かった。観客は全部知ってるけど言うほど妻が訝しむとこなくない?
ドラマだが、ミステリー部分もちゃんと作り込んであって良かった。それが真ん中にあったからアクセントになってダルくなりづらくなっていた。

映像:======A
脚本:=====B
編集:====C
俳優:======A
人物:=====B
音楽:=====B
音響:====C
【MVP】ソン・ソレ
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