やなあき

別れる決心のやなあきのネタバレレビュー・内容・結末

別れる決心(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

いや、パク・チャヌクのロマンスものって一体どういうことになるんか、と思ったらしっかりめちゃくちゃ面白かった。この人もともと映画評論家だったからなのか映画オタクすぎる。

オールド・ボーイをカンヌ最優秀賞にした筆頭が審査員長のタラちゃんだったのも頷ける二人の共通点=映画オタクによる作品。ただタラちゃんはDJ的なオマージュをする一方で、チャヌクはまるでバレるのが恥ずかしいかのような慎ましいスクラップアンドスケーラビリティをする。その中でもヒッチコックの裏窓的要素や疑惑の影、めまい的要素は強め。

双眼鏡で生活を覗いてみたりするけど、Apple watchでボイスメッセージを記録してみたりと時代がぐっちゃぐちゃな感覚になるし、ストーカー的な気持ち悪さが一歩手前でなんか観てる側がギリギリ許容できるラインなのもうまい。視線や所作一つ一つが意味をもっててなめらかに甘い。

Shimada sushiとチーズホットドッグ、目薬が良いリズムをつくってて観てて気持ちよい◎

カメラワークが本当に面白くてそれだけ注目するためにもう一回観たい!ズームアップのカメラワークここで使う!?って思いながらも最高に気持ちよかった。

愛してるの伝え方がもうめちゃくちゃパク・チャヌクで良かったです。
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