このレビューはネタバレを含みます
SNSでも見覚えのある男女の「奢り奢られ問題」に端を発し、ジェンダーから貧富、様々な“差”の話を経て人間の本能にたどり着く。小気味よくブラックな笑いをはらんでいるのでけらけら笑って観られるけれど、とてつもなく辛辣。
大量の嘔吐糞便とロバ注意。
まぁそのロバも意味深で、アレが何を意味していたのかは言わずもがなと言えるんじゃないだろうか。
原題『Triangle Of Sadness』は眉間のシワのことだという。
それを意識すると、ラストシーンもまぁ効いてくる。同情は優しさか、それともアレはもしかしたら。