台風飯店

CLOSE/クロースの台風飯店のネタバレレビュー・内容・結末

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

痛みを感じる映画。


もぉ〜辛い・キツい・切ない。
だけど、映像は綺麗。
見終わったあと、気分は下がるけど良い物見たって素直に思う。

意外と早くレミとの別れが訪れてびっくり。
それに、子供の儚さや脆さを感じた。
その後のレオの葛藤がキツすぎた。アイスホッケークラブや学校の仲間との楽しげなシーンが挟まって感慨深い。レミのいない世界でもレオは生きていかなきゃならない。
ラストで、レミ母が一回突き放すものの最終的には許すことで少し救われた。

実際、レミの死の原因は分からない。だけど、個人的にはレオに突き放されたことが全てでは無いと思う。レオのように周囲と馴染めない自分に疎外感を感じたのかもしれないと思った。
ただ、真実は当事者しか分からない。レミとレオの関係は映画を見てれば誤解しないが、自分が実際の第三者として見た時に、正しい判断を下せるか分からない。それが、難しい。


《流れごと好きなシーンやセリフ》
冒頭2人で遊ぶシーン。この先の展開が読める分、この時点でウルッときた。
「付き合ってるの?」
「お腹が痛いだけ」レミの切ない表情😢
レミの感情爆発で殴り掛かるシーン。
レミとの別れシーン。直接的な表現じゃなくて、ドアノブが壊れてることで示唆させるの好き。
レミについて学校のみんなで意見発表シーン。
レオ兄の明るい展望聞いて、レミ父号泣シーン。1番泣いた。辛い。
演奏会を見るレミ母表情。
新しい友達とお泊まりシーン。
骨折治療時号泣シーン。傷の痛みからではなくレミに思いを馳せて泣いてるのがわかる。
「会いたい」
ラストレミ母に告白からの許しシーン。
台風飯店

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