なんかもうこれは仕方のないこととしか言いようがない。大人になるにつれてだんだんと友達どうしの距離感が一般的にどんなもんか分かってくるけど、幼馴染との関係性は、友達とか恋人とか家族とか特にその間柄についた名前を意識していない、ただただ親密な関係性だったように思う。小さい子に好きなひといるの？と聞いてみると、同性の名前を挙げたりすることって普通にあるし。それから異性の名を複数挙げたりするのも通念に囚われてなくていいよなと思う。
これは仕方のないことだと書いたけど、仕方のないこととは思いつつ、友達とはどうあるべきかについての通念的な「正解」の型に合わせようとしたことによって親密な関係性が壊れるのを見るのは純粋にとても辛い。しかもこのような形で。さらにもっと大人になってから、2人の人間がお互いにそれで良いと思えばどんな関係性を築いたって良いのだと気がつくものだし。なんか友達にしては距離近くない？笑と周りに茶化されようが、弁解する必要はないし、うるさ笑とか言って突っぱねていいのだ。
ただこの2人の関係性に限らず、親しい人とちょっと距離を置くときというのはどうしてもなんだかギクシャクしてしまうことが多い。しょっちゅう会っていた友達とはふとしたきっかけでぱったりと会わなくなってしまうけど、年1で会うくらいの友達との関係は安定していたりする。近いほど脆い。
