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聖地には蜘蛛が巣を張るのseapointのレビュー・感想・評価

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)
2.8
LGBTQのマイノリティ主張や肯定が今や当たり前になりつつある?って言うのはまだ早い。
イスラム圏や男性優位の国ならこんなこと存在自体考えられない、思いつかない。
しかし特定の国、特定の人種ではなく人類ある一定の数存在するだろう。特に規律の多い国における人々はどうしているのだろう。そして女性の身分が低い所で娼婦として生きるのはどういう状況なのか。周りに知られては破門だろうし、自身の身の危険が高い。で、こういった猟奇的制裁的殺人だ。怖いのは犯人の思う浄化と正義。1ミリも罪悪感はなく、むしろ褒め称えてくれと言わんばかりだ。彼に対してのアンチが出てもその意思は変わらないだろう。手違いで自身の命がおかしくなった時の姿は正直滑稽。これも制裁である。

ジャーナリストとは言えラヒミ、危険行為!相棒は彼女を見失うし(何やってんだよ)。真実や権力に負けない人がいるから救われる人がいる。しかし一件落着とは言えない。犯人の子供はもう洗脳されている。これでは後を絶たない。女性やセクシャルマイノリティが男性と同等になれる国になった時、その国は過去とまるで異なる国になっているのだろう、しかしそれは悲しいかな、相当至難で、ずっとずっと遠い未来な気がする。
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