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聖地には蜘蛛が巣を張るのカカオのレビュー・感想・評価

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)
3.1
イラン、マシュハドで発生した娼婦の連続殺人事件。その殺人行為を称賛する歪んだ考えと、その殺人行為に至った社会背景の問題提起を投げ掛ける作品。



女性蔑視の文化や、宗教思想が熱心な聖地における人々の思いが錯綜する。













重いテーマで考えさせられる内容でした。
きっとこのテーマの追求が目的でありストーリーとしての面白さを追求していないことは承知してますが、先行きが気になる展開とは言えなかったところが残念なポイント。



製作する上でたくさんのバッシングがあったようだ。イランでは撮影許可が降りず、ヨルダンで撮影されたとか。


いろいろな犠牲を払ってまで制作された作品。

イランとフランスにシコリが残るような結果になっている。


文化の違いって、本当に難しい。
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