こんな事件が本当にあったなんて信じたくない。観ている間、ずっと、不快で苦しくてどうしようもなかった。
無宗教の自分からすると、信仰する宗教があるという感覚は分からないし、そして信仰する宗教があったとしても絶対に、犯人や彼を支持する人々の気持ちなんて微塵も分かり得ない。微塵も分かりたくない。困窮して生きるために身体を売る女性たち、悪いのは彼女たち自身じゃなくて、どう考えても環境なのに。
エンターテイメント要素なんて一切なく、役者たちの精神面が心配になるくらいに淡々と、残酷な物語が描かれる。ある意味物凄い作品だわ。
