このレビューはネタバレを含みます
なかなかに重いテーマだな、と思いつつもサスペンスやスリラーは大好物なので見てみる事に。
国が変われば常識も変わるというのは分かるが、独身女性がホテルに泊まるのを拒否されたりなんて事があるとは信じ難い、そんなお国柄での娼婦連続殺人事件。
犯人パートと女性ジャーナリストパートが交互に展開するが、宗教的な問題が根底にあると日本人に理解し難い部分も多いのかなとは思う。
徹底した男尊女卑も凄いけど、客のバイクに乗って移動しちゃうのも警戒心無さ過ぎなんじゃないかと。
女性ジャーナリストはまさかの行動に出るが、まだまだ尺余ってるのでどうなるのかと思ったらここから違和感が。
日本なら殺人鬼の家族など侮蔑的な扱いを受けるものだが、この国では全くそんな事もなく裁判所で殺人鬼の父親の言葉に対して笑っている家族に恐怖感を覚えた。
家族や親族は殺人鬼に対して嫌悪感を示すどころか擁護する態度で辟易する。
めちゃくちゃ胸糞が悪く日本の常識は全く通用しない恐ろしさ。
しかし無罪放免という事はなく、しっかり執行されたのだがこれが雑!雑すぎて笑えた。
ラストの息子とかホント恐ろしかった…。