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妖花アラウネ
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『妖花アラウネ』に投稿された感想・評価

記録です。

HHエーベルスの原作小説が大傑作だったので映画も…と思い見始めたのだけど、原作が普遍的傑作たり得た主題を完全に削ぎ落とし、全くと言っていいほどの別作品となってしまっていて驚いたしガッカリした😞最近見た『田舎司祭の日記』でのベルナノス-ブレッソンの変換が素晴らしかったために尚更。当然本作にエーベルスは関与しておらず、映画の出来に不満を感じていたらしくて、然もありなんといった感じ。

縛り首にされた罪人の首が折れる瞬間に垂らした精子が地面に落ちて大地を孕ませアルラウネが生まれるというドイツの伝説を下敷きに、大地を娼婦と見立てて人工授精させることでアルラウネを作成。美しすぎるアルラウネが男どもを虜にし破滅へと導くという内容。

原作の主題と対極にある言葉(結果としての事実が全てといった旨)をブリンケン教授に語らせるまでは敵役設定として良いのだけど、その対向概念でありエーベルスの写見的存在でもあるフランクを含め主題に言及どころか片鱗すら見せず、アルラウネが内包する多義性や創造する軽機の意義を完全に失わせて単純化してしまっているように見える。『ペドロパラモ』のような残念な映像化。原作『アルラウネ』は超オススメ!
ドイツ幻想映画の古典。主演は前年の「メトロポリス」(1927)でマリアを演じたブリギッテ・ヘルム。原作は『プラーグの大学生』のハンス・ハインツ・エーヴェルスによる同題のゴシック・ホラー小説(1913)で、本作が3度目の映画化。監督は「プラーグの大学生」(1926年リメイク版)のヘンリック・ガーレン。

ブリンケン博士は死刑囚と娼婦を使った人工授精実験を成功させる。誕生した女児にはアラウネ(グリム童話に登場する無罪の死刑囚の下に生じる魔法植物)と名付け自分の子供として育てる。アラウネは美しく成長するが。。。

当時は人工授精が幻想の業であり忌まわしいものとして捉えられていたのだと思われる。なのでアルラウネの存在は”禁忌の人造美女”であり、その設定だけでゴシックホラーとして成り立っていた。しかし現代視点で観た場合、医者が娼婦に養女を出産させ独占しようとする物語となり、忌まわしくはあるがベクトルが違う。同時代にのみ通用した忘れ去られていく一本だと思う。ただし映画史的価値は高い。

「妖花アラウネ」の1950年版にはキャストにシュトロハイム監督の名がある。いつか観てみたい。
3.4
原作がいいから、映画化難しい。雰囲気はある。