原作未読、アニメ未視聴。
見応えのあるアクションに、中弛みなく楽しめる緩急あるストーリーで面白かった。PG12でもギリギリな描写や表現からくる緊迫感で時々目を覆いたくなるシーンなんかもあってね。楽しい。
展開が本当にまとまっていて良かったなと思っていたけど、脚本が累やFILM RED、TOKYO MERやキングダムの黒岩さんなんだね。なるほど面白いわけだ。
キャストがかなり豪華で、主役2人の演技はお世辞にも上手とは言えないんだけど、じわじわと好きになる魅力がある。山田杏奈ちゃんは漫画やアニメのイラストで見るアシㇼパと様相が少し異なってはいるものの少女らしい可愛さがあってよかった。山崎賢人くんはいつもの感じだけど似合ってたかも。
脇を固める面々も豪華で、まず何よりも鶴見中尉と土方歳三。玉木宏さんも舘ひろしさんも渋すぎる。主役を食ってしまうかのような存在感。もっと見たかった。アクションシーンはスタントマンなのかなあ。すごかった。この2人は続編があるなら絶対メインだろうしワクワクするね。
あとは矢本くん。いいキャラしすぎじゃない？可愛いし。好きだわ脱獄王白石。割と危ういムーブをしているから死なないことを祈るばかり...。
他にも眞栄田郷敦さんや井浦新さんも今作はあまり出番がなかったから次回をお楽しみにって感じかな。井浦新さんなんか最初わからなかったしな...。いや、どこ？みたいな。
あとさ、熊がとにかく怖い。CGってわかってはいてもあまりにも驚異。顔剥がれてたやん。しかも銃撃がほとんど意味をなしていなかったし...。そういう意味ではあの毒矢の効果は相当なんだろうな。
ただ残念なところというか次回以降改善されてるといいなってって点が2つだけあって。まず予告編でも思ったけど衣装がずっと綺麗なのよ。物自体は出来がいいからなんか博物館みたいなのよ。顔は血だらけなのに。建物もそんな綺麗なことある！？みたいな。
もう一つはカメラワークがなんか、アレ？って思うことが多々あった。せっかくのいいシーンがもったいない。この2つはよくなると嬉しい。その方が世界観に浸れる。
正直なところハードルはかなり低めに設定して鑑賞したんだけど、控えめに言ってもめちゃくちゃよかったな。ACIDMANの平成味を感じるサウンドの主題歌もたまらん。いい余韻。続編への期待値も高め。楽しみだな。
006/2024
