このレビューはネタバレを含みます
良くも悪くもない。
ゴールデンカムイは原作を最後まで読んでるが、下手な原作改変だったり役者がキャラクターと全然合っていない、などといった違和感は特になかった。
かといって良い映画なのかと言われれば「普通」と言ったところだ。
映画的に盛り上がるところはあんまりないし、ギャグもそんなに笑えなかった。
SNSでの前評判を見て期待をしすぎてしまったせいもあるかもしれない。
序盤の二〇三高地のシーンは圧巻。
日露戦争のことなんてこれっぽっちも詳しくはないが、とにかくクオリティがすごい。
日本兵が一斉に突撃するところ、
それに立ち向かうロシア兵、
塹壕で1人戦い抜く杉元佐一のアクション。
どれも気迫に満ち溢れた場面だった。
一番印象的だったのは夜に小樽の街を馬橇で走りながらのアクションシーン。
迫力があったし緊張感もあったし、鶴見中尉が走って追いかけるところなんかは原作ままだった。
と言うかこの映画、意外と役者みんな原作のキャラクター通りの演技だったが、特に鶴見中尉と土方歳三が原作からそのまま出てきたのかと思うくらいで、もっと見たかった。
続編あるならこの2人をもっと見させてくれ。
最後に気になったところを一つ。
バトルシーンはどれもクオリティは高いのだが、いちいちスロモーションが入って個人的にそれがスゲェ口説く感じた。
この監督(もしくは演出家？)はスロモーションを入れたがりなの？
