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ゴールデンカムイのomamiのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
5.0
アニメから入り、え、待って面白すぎるんだけど!原作読みたい!ってなったところにヤンジャンのアプリで無料期間!こりゃ読むしかねえ!と期限までに読み終えるも、いや、続き気になり過ぎるんだが!となり、そこから最終話まで原作をリアタイで追い、ゴールデンカムイ展でグッズに7万円お支払いし、最終巻が出たタイミングで電子書籍を全巻大人買いしたゴールデンカムイガチ勢です。

正直、待望の実写化!と本誌でお知らせがあったときには、いや誰も待望してませんけど。無理でしょこの作品の実写化は。やめてくださいお願いしますと思ってました。
でも原作者の野田サトル先生が許可をして、望んで、太鼓判を押したのであれば信じようと。
キャストも最初聞いた時は、ええええ……となりましたが、信じようと。先生の判断を。
なので、実写化反対!絶対観に行かない!という選択はしませんでした。
でも本当にね、心配していたんです、先生が一生懸命に取材したアイヌの方々の文化なんかを蔑ろに描かれたりしたら悲しいなと。
先生がGOサインを出した時点でそれは無いだろうなとは思ってはいましたが、その心配は見事に杞憂に終わりました。

ものすごく、よかった!
よくぞここまで再現してくれた!
もはや実写化請負人とか言われている山﨑賢人くん、わたしは寧ろ好きな方です、だって顔面強いから(そこ)
だけど杉元佐一かと言われると少し違う気もするんだけれど、たくさん努力したんだろうな、と思いました。
大体2次元を実写化すること自体色々と無理があるのに。
増量したのかな、少しふっくらしていた気がします。
と、なんやかんや若干不満もあるくせに、冒頭で山﨑賢人くんの杉元佐一を観たとき涙が出てきました。
自分の大好きな作品が自分の生きている世界と同じ次元になった感動なんだと思います(愛が重い)
それを確実なものにしたのは山田杏奈ちゃん演じるアシㇼパさん。
漫画、そしてアニメの中から出てきたかの如く完全にアシㇼパさん以外の何者でもなく、素晴らしい再現度なんていう安い言葉では言い表せない程の完璧すぎる演技でした。
もう、ほんとに、アシㇼパさん!アシㇼパさんなんですよ!アシㇼパさんがいる!(語彙力が来い)
原作勢、同意してくれますよね!?!?!?

チセ(アイヌの伝統的な住居建築)の中にいるときに、照明を最小限に抑えていたところにもすごく原作へのリスペクトを感じました。
アニメならまだしも現実だとしたらそりゃ暗い。ちゃんと暗い。すごい!(またしても語彙力皆無)
実は1番の懸念だった、ヒグマ、レタㇻ(白いエゾオオカミ)のCGもわたし的にはいい出来だった思います。
邦画ってCGが残念すぎることが多いので(おまみん調べ)
ギャグパートはもうちょっと振り切って欲しかったなとは思いました。
超ド級シリアスとぶっ飛んだギャグと突然始まる食レポがゴールデンカムイなので!!!!

映画はアニメでいうとたったの5話までなので、これ最後までやるとしたら何部作になるのよ問題なのですが、絶対に続編を作って欲しいです。
原作読んでない方にはネタバレになってしまうので控えますが、マジで色々あるんですよこの後!マジで。マジで色々と!!あるんです!よ!よー!
あのシーンも観たい、このシーンも観たい、実写で観たいシーンが多すぎる……!
実写可能なのか?と思うシーンも多いけれど、きっといいものになると信じています。
気になるのは鯉登少尉のキャスティング!もう実は決まってそうな気もするけど。

最後になりますが、ゴールデンカムイ、全員推せるほど魅力的なキャラクターが山盛りなので、アニメ、及び原作を是非!是非!ご覧下さい!
全員推せるほど、と言いましたが2次元において坂田銀時以来に尾形百之助にどハマりしました。
5億年ぶりに2次元キャラに恋をした……。
ああでも、杉元佐一も大好きだし、鶴見中尉も素敵だし、月島軍曹も好きだし、いつも笑わせてくれる白石も大好きだし、キメるとこキメてくる鯉登少尉も、新選組オタクにとっては最高な登場人物である土方歳三も、もちろん永倉さんも、ハンペンも、アニメの杉田の演技が最高すぎた二階堂も、美しい家永さんも、房太郎も(房太郎もキャストめちゃくちゃ気になる!)、江渡貝くぅん!も、キロランケもヴァシリも(ヴァシリもキャスト気になるぅ!)、やべえ宇佐美も、渋い菊田さんも、だめだ書ききれない、とにかく全員大好きです!!!!
アイヌのこともたくさん知ることが出来る素晴らしい作品です、映画を観て少しでも気になった方は是非!
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