omami

ハルモニアのomamiのレビュー・感想・評価

ハルモニア(2024年製作の映画)
3.0
誰に対しても同じなんて人この世に居ないのでは、と思っているので、もはや人生そのものが演技なのでは?とすら考える。

お母さんのわたし、友達の前のわたし、妹と接するときのわたし、妹の子供たちと遊ぶ時のわたし、父と母のわたし、職場でのわたし、全部違う。
割と全てに明確なテーマがあって、自然にではなく完全に切り替えている。
え、わたし、こわ!本当のわたしどれ!?!?
たぶんどれも違う気がする。
え、こわい!わたしって何!?!?とこの映画を観て思った。

Filmarksさんのオンライン試写会!
ありがとうございます!
観る人が観たらキモってなる内容なのかもしれないなあと思う。
全てが作り物みたいな世界なので。
いや全てが作り物に違いは無いのだが(だって映画なんだもの)
それでも、お母さんになる前の恐怖はわたしにも少しだけ分かる!
道行く幼子をすごく可愛いと思うので、自分の子供ならば5億倍可愛いだろうと思っていたのに、実際身篭ると、え?この子産むん?わたしが?え?痛くない?え?無理!痛みに耐えて頑張って産んだとしてこの子をわたしが育てるの?責任半端なくない?え、そんな責任わたし負えない!と所謂マタニティブルー状態に陥った。
まあほんの5時間くらいだけど(短い)
あとはいつもの如く、まあ、何とかなるでしょう、で今に至る。

ショートフィルムなので当たり前だけど短すぎてひとつのテーマの答えを出す前に次に移ってしまい、結果色々詰め込みすぎなのでは?と思った。
そしてどのテーマにも身に覚えが無い人にはただのお寒い映画になってしまいそうだ。
omami

omami