このレビューはネタバレを含みます
恩田陸の『鈍色幻視行』で出てきたので、気になって見たら、イメージしていたのと違った。
イメージしていてのは、館で女の人が階段を登っている時に一人でハッとするシーン。
映画ではパーティーの最中に階段のほうを見てハッとしていた。
でも、何に気付いたのかは一緒だった。
何に気付いたのか。目の前のファンから、あの時病気だと聞いて、そのせいで子供に障害が出たことに気付く。
子供の件は、周りの人間からの証言から浮き彫りになるだけで、気付きにくいなあと思った。
でも愛の話としては面白い。愛だなあ。
マープルや周りの人のジョークや皮肉が面白かった。